KENDO剣道防具サイズ・費用ノート

竹刀の37・38・39の違い|学年別のサイズと全剣連の長さ・重さの基準

公開日:2026年10月28日。公式の仕様・基準と、説明用の計算例を区別しています。

結論

竹刀の「37」「38」「39」は、武道具店が使うサイズ表記です。剣道防具工房「源」(東山堂)の竹刀一覧では、28〜36は幼年・小学生、37は中学生、38は高校生、39は大学・一般に分けて販売されています。

ただし、試合で使えるかどうかを決めるのはサイズ表記ではありません。全日本剣道連盟(全剣連)の「剣道試合・審判規則」と同細則が、区分ごとに長さの上限・重さの下限・太さの下限を決めています。

重さは鍔(つば)を含まずに量ります。同じ「38」でも男子用と女子用で重さと太さが違うため、購入するときはサイズ表記・男女の別・商品ページの重さの3つをそろえて確認します。

根拠:全剣連の規則と細則

全剣連の「剣道試合・審判規則」第3条は、竹刀を竹または全剣連が認めた竹に代わる化学製品とし、細則第2条で構造と基準を定めています。細則の要点は次のとおりです。

全剣連の「竹刀検査要領」(令和6年3月)では、大会の竹刀検査で全長と重さを量り、検査用の基準器で先革の直径・先革の長さ・ちくとうの直径を測ります。中結は竹刀全長の先端からおおよそ4分の1の位置とされています。

区分ごとの基準(一刀の場合)

区分性別長さ重さ(鍔を含まず)先端部の最小直径ちくとうの最小直径
中学生男子114cm以下440g以上25mm以上20mm以上
中学生女子114cm以下400g以上24mm以上19mm以上
高校生男子117cm以下480g以上26mm以上規則の表1で確認
高校生女子117cm以下420g以上25mm以上規則の表1で確認
大学生・一般男性120cm以下510g以上26mm以上規則の表1で確認
大学生・一般女性120cm以下440g以上25mm以上規則の表1で確認

中学生の値は日本武道館「剣道の基本と指導」の表でも確認しました。高校生・大学生一般の長さ・重さ・先端部の太さは、全剣連の基準に従うとしている大会要項の表と一致しています。ちくとうの値を含む全項目は、規則PDFの表1が正です。各区分の詳しい説明は竹刀の基準(長さ・重さ・太さ)にあります。

サイズ表記と区分の対応(店の分け方)

サイズ表記源(東山堂)の一覧での対象試合で照らし合わせる全剣連の区分
28〜36幼年・小学生(男女共用)全剣連の表1に小学生の区分はない。大会要項・道場の指定で確認
37中学生(男子用・女子用)中学生(114cm以下)
38高校生(男子用・女子用)高校生(117cm以下)
39大学・一般(男子用・女子用)大学生・一般(120cm以下)

源の一覧には「38一般女子・39」のように、サイズ表記と対象を組み合わせた商品もあります。表記の付け方は店や商品によって違うため、表の対応は目安です。

数字で見る違い:計算例

男女の差

区分重さの下限の差(男−女)先端部の太さの差(男−女)
中学生440 − 400 = 40g25 − 24 = 1mm
高校生480 − 420 = 60g26 − 25 = 1mm
大学生・一般510 − 440 = 70g26 − 25 = 1mm

長さの上限は男女で同じです。違うのは重さと太さの下限で、学年が上がるほど男女の重さの差が大きくなります。

学年が上がるときの差

例1:中学で使った37の男子用竹刀を、高校の試合で使えるか
長さは114cm以下なので、高校生の上限117cmには収まります。しかし高校男子の重さの下限は480gで、中学男子の下限440gより40g重い基準です。重さが480g未満なら高校生の試合では基準を満たしません。先端部の太さも25mm以上から26mm以上に上がります。手持ちの竹刀を量り、基準を満たすか確かめてから使います。

例2:一般女性が「38一般女子」と書かれた竹刀を選ぶ場合
照らし合わせる基準は大学生・一般の女性(120cm以下・440g以上・先端部25mm以上)です。38の表記でも、長さが120cm以下で重さが440g以上なら長さと重さの基準は満たします。商品ページに重さの記載がなければ、購入前に店に問い合わせます。

例3:本数で買うときの費用
竹刀は消耗品なので、同じサイズを複数本そろえることが多くなります。源の掲載価格(2026年10月12日確認・税込)では、普及型吟風仕組み竹刀が1本1,980円、37・38の完成品5本セットが7,150円で、1本ずつ5本買う9,900円との差は2,750円です。価格の一覧と買い方の比較は竹刀の選び方と価格にまとめています。

選ぶときの手順

  1. 出る試合の区分を決める:中学生・高校生・大学生一般のどれで出るかを確認します。高校生には相当年齢の人も含まれます。
  2. 大会要項を読む:大会によっては独自の取り決めや、計量・検査の方法が書かれています。小学生の大会は特に要項の指定を確認します。
  3. サイズ表記と男女の別を選ぶ:37・38・39の表記に加えて、男子用・女子用を確認します。
  4. 重さと長さを商品ページで確認する:重さは鍔を含まない値で基準と比べます。表示がなければ店に問い合わせます。
  5. 届いたら量る:商品ページの重さは目安の場合があります。キッチンスケールなどで鍔を外して量り、記録しておくと検査前に慌てずに済みます。
  6. 使う前に点検する:ささくれ・割れ・中結の位置・先革を確認します。点検の項目は竹刀の安全点検にあります。

注意

よくある質問

中学生は37以外の竹刀を使えますか?

全剣連の基準は長さの上限(114cm以下)と重さ・太さの下限で決まっています。基準を満たしていれば試合では使えますが、店のサイズ表記では37が中学生向けです。大会要項や学校の指定も確認してください。

竹刀の重さは鍔を含めますか?

含めません。細則では、重さは鍔を含まない値とされています。長さは付属品を含む全長です。

38の竹刀は高校生専用ですか?

源の一覧では38は高校生向けですが、「38一般女子」のように一般女性向けの商品もあります。使えるかどうかは、出る区分の基準(長さ・重さ・太さ)を満たすかで判断します。

小学生の竹刀の基準はありますか?

全剣連の規則の表1は中学生・高校生・大学生一般の区分です。小学生は、出場する大会の要項や所属する道場・スポーツ少年団の指定で確認してください。

女子用と男子用は何が違いますか?

長さの上限は同じで、重さと太さの下限が違います。中学生では重さの下限が40g、高校生では60g、大学生・一般では70g、女子・女性のほうが軽い基準です。

出典

関連:剣道防具の総額計算では、竹刀を含めた2候補の費用を同じ条件で比べられます。購入先の例はトップページに載せています。

令和8年版の表1を確認

全剣連の剣道試合・審判規則/同細則(令和8年版、表1)を画像で照合。中学生は長さ114cm以下・男子440g以上/女子400g以上、高校生相当は117cm以下・男子480g以上/女子420g以上、大学生・一般は120cm以下・男子510g以上/女子440g以上です。

ちくとう最小直径は、中学生男子20mm・女子19mm、高校生と大学生・一般は男子21mm・女子20mm以上です。先革先端部最小直径とは測定位置・測り方が異なります。2026年10月28日確認。